カラコンが色落ちするって本当?真相は・・・
さて、今日はちょくちょくネットで話題になるカラコンの色落ちについてカラコンヘビーユーザーから一言。
俗に言うカラコンの色落ちですが、「めん棒でこすったらカラコンの色が落ちた」ってやつですね。
色が落ちたカラコンの画像なんかがたくさん拡散されてましたね。
こんなの。
このカラコンの色落ちについては賛否両論あるようですが、たくさんのカラコンを見てきた私に言わせると、「はぁ?何言ってんの?」って感じです。
そもそもカラコンていうのは医療器機です。目の中に入れるレンズです。
つまりめちゃくちゃ薄く作られているわけです。
カラコンの薄さがどれくらいか知ってますか?
0.06~0.1mm程度です。
製法によって差はありますが、サンドイッチ製法は2枚のレンズを重ね合わせて作るので多少厚めになってしまいますが、それでも0.08mmくらいと言われています。
キャストモールド製法だともう少し薄いようです。
そんな薄いレンズをめん棒で強く擦るとどうなるか分かりますよね。
レンズは破れるし、当然中の色素も流れ出します。
そもそも目の中のレンズを強く擦ることなんてまずありませんし、めん棒で擦るような状況が起こるはずもないのです。
つまりこれは、ハードレンズを床に落として思いっきり踏んだら割れてしまったよーって言ってるようなもの。
ハードレンズを踏んで割れたら不良品だって言いますか?
つまりからコンはめん棒で強く擦ることに耐えられるような作り方をそもそもしてないってことです。
実際このことが広まって、メーカー側が商品を自主回収したって話も聞いたことがありません。
メーカーによるとめん棒で擦ること自体間違った使い方であり、万が一色落ちがしても人体に影響がない着色料を使用しているので大丈夫だそうです。
つまり結論を言えばめん棒で強く擦れば大概のカラコンは色落ちします。というか破れます。
ドンキで売っていようがネットで売っていようがカラコンはめん棒で強く擦れば色落ちします。
カラコンを使ったことがある人は分かると思うけどレンズってものすごく柔らかいんです。
要するに目の中に入れても負担にならないように薄く柔らかく作られてるんです。
それを擦ったから色が落ちましたーって言ってること自体ナンセンスですよ。
ただ、カラコンで実際の目のトラブルが起こっていることは紛れもない事実。
でもそれは色落ちとかじゃなくて、ユーザーの使い方に問題がある場合が多いんです。
ワンデーを何日も使いまわしたり、カラコンを外さずに寝てしまったり、レンズの貸し借りをしてみたりと、間違った使い方をしている人が本当にいることに私自身もビックリしてます。
カラコンは正しい使い方をしていれば滅多なことではトラブルにはなりません。
私たちカラコン愛好家は正しい使い方をしてネットの間違った情報に振り回されないようにしましょうね。
あと、韓国製のカラコンはダメという情報も多く出回ってますが、これについてはまた次回にでも書いてみます。
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